IT関連に就職するということ

「IT関係に就職したい」という学生や求職中の方々。その動機や目指すところはどのようなものでしょうか。
ITと一口にいっても、私たちの仕事や生活に密接になってきました。パソコン・スマホ・携帯電話だけでなく、住宅も家電も自動車も、果ては子供のおもちゃにいたるまでITが使われています。

事務系のお仕事であっても、手書きの帳簿に書類ではなく、ワープロや表計算は当然のようになってきました。営業はプレゼンテーションやお客様へのちょっとした説明や見積もりなどにも使っています。経営戦略や生産管理もデータベースですし、情報収集に至っては、インターネットを使って検索するというのは既に当たり前になってきました。

とはいえ、生活に密接になったITも、IT業界が開発してきたお陰です。「こんなのあったらいいな」という夢のようなことが、ほんの数年で開発実用化されているのです。
ここまでくるには、便利になった裏側でIT業界で働く人たちの血と汗の結晶があるのです。つまり多忙で帰宅できなかったり深夜まで残業が続いたり、細かい作業が続いたり、新しい技術を常に身につけるために勉強し続けたり・・という努力が必要になってくるのです。

就職に際しては、決して華やかな業界で左団扇で高給取りになれると思ってはいけません。ITというのはちょっと聞こえはカッコイイ感じがしますが、情報と通信に関わる総合技術のことなのです。
さて、IT業界に就職するにあたって、どのような会社を希望でしょうか。

まずは「機器製造会社」があります。パソコンやその周辺機器、携帯電話やスマホ端末、ルーターや回線などの通信や情報を管理する機器を作る会社です。

次に「プログラム開発会社」です。パソコンでもスマホでも、機器だけではタダの箱です。その中にプログラムが入って動いてこそ機能するのです。これはシステム開発やソフトウェア開発会社などという名称であったりします。

もう一つ「サービス提供会社」サーバーやプログラムを使用してサービスを提供します。最近は大量の情報を使用するため自社のサーバーだけでは賄えず、レンタルサーバーなどを利用したりもします。一般的なサービスとしては無料ブログや動画配信などありますね。ネットバンクや証券などを扱うものもあります。こういった機器やプログラムやサービスは、その会社で製作運営していることもありますが、ほとんどが外部の専門会社に請けてもらっています。

就職先としては運営する会社から、実際に作り上げる請けの会社まで選択肢があるのです。また、自社にシステム部門などと称して、会社独自のシステムを作り上げ使用している会社もあります。そういった会社にもIT技術者の就職が有り得ます。また、働き方としては、こうした企業に就職するのも一手ですが、フリーランスとしてパソコン一台から独立して始められる職業でもあります。

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